NY株式市場 ナスダック最高値更新 ビットコインは初の12万ドル

4日のニューヨーク株式市場では、トランプ政権が主要各国に対して通知していた関税率の引き下げが交渉で進展するとの期待感から、買い注文が加速しました。その結果、ダウ工業株30種平均は前週末から88ドル14セント上昇し、44,459ドル65セントの水準に達しました。

特にハイテク株が集まるナスダック総合指数は力強い上昇を見せ、過去最高値を更新するなど市場全体に強気のムードが広がっています。市場関係者は、トランプ政権がEUなど主要貿易相手国に関税の新たな通知を行ったものの、交渉による関税引き下げや回避の期待が投資家心理を高めていると分析しています。

このような良好な投資環境は株式市場だけでなく、暗号資産市場にも好影響を及ぼしました。特にアメリカ連邦議会で暗号資産関連の法案審議が進むなか、業界に有利な動きが期待され、象徴的なビットコインは14日に歴史的な12万ドル（約1750万円）を突破し、新たな最高値を付けました。

これらの動きは、国際貿易政策の変化と先端金融技術が絡み合いながら市場の不透明感を和らげ、多くの投資家にとって追い風となっています。今後も政策の動向や議会の決定を注視しつつ、金融市場の活性化が続くのかが注目されるでしょう。